MUFGは米資産運用大手ブラックロックとモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントとの間で、日本のプライベート・クレジット市場における協働検討を開始したと発表した。開放型の枠組みを構築し、国内企業への資金供給と投資家層の拡大を目指す。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、ブラックロックとMSIMとの間で日本のプライベート・クレジット市場における協働の検討を開始した。幅広い機関投資家が参加できる仕組みを作り、企業の資金調達手段と投資家層の拡大を目指す。
MUFGは三者の連携として、国内ローン投資案件の検討や貸付債権を対象とする運用での協力を協議する。グループ外の金融機関や国内外の機関投資家が参加可能な開放型の枠組みを構築し、海外マネーを呼び込むことで国内企業へのリスクマネー供給を拡大したい考え。具体的な協働内容や開始時期、投資規模は今後詰められる。
関係者によれば、今後数年で返済順位が低い劣後融資などを2000億―3000億円程度組成することを目指す。世界的には銀行融資を補完する資金調達手段としてプライベート・クレジット市場が拡大しており、日本は発展途上とされる中、MUFGは分野を重点領域に位置付けている。
ブラックロックは2025年にオルタナティブ・クレジット運用大手HPSインベストメント・パートナーズを買収しており、両社が設立したプライベート・ファイナンシング部門の顧客資産残高は約3880億ドル。MSIMは15年以上、世界の企業へデッドソリューションを提供してきた。