ジャクソンホール会合が8月27日〜29日に開かれ、ウォーシュFRB議長の初講演が焦点になる見通し。AI・半導体株の牽引が継続する中、相場シナリオはデータ次第の展開と、円高・円安の局面変化に注目が集まる。
8月下旬に開催されるジャクソンホール会合では、米国の金融政策の長期的な方向性を直接決める場ではないものの、政策当局者の発言が市場の手掛かりとなる。2026年の会合ではウォーシュFRB議長の講演が大きな焦点になる見込みで、これを材料に市場の読みが試される展開が予想される。
日米市場の背景にはAI・半導体関連株の相場主導が継続しつつ、金融株へと波及する可能性がある。ジャクソンホール後の相場シナリオとして、白紙維持の centerシナリオを中心に3つの異なる展開が提示され、各確率が45%・30%・25%と示されている。
シナリオごとにドル円の動きが異なる見通しが示され、白紙維持でデータ次第の展開となれば日米金利・為替のレンジは現状を維持する可能性がある。一方、9月利上げ示唆が高まればドル高・円安方向へ、雇用重視のハト派シナリオならドル安・円高方向へ振れやすいとされる。
日経平均株価の動向としては、現行の金利環境と為替の影響を前提に70,000円〜73,000円といった最高値更新の可能性も指摘される。一方、シナリオ2のようなタカ派寄りの展開では円安が進み株価の複雑な影響を受ける可能性もあるとされる。
8月14日時点の市場確率として、FOMC後の9月利上げ確率は33%、据え置きは67%とされており、会合の行方次第で再度変動する可能性がある。