日本IBMのIBM Bobを活用してExcelマクロの業務ロジックを可視化し、Webアプリへ再構築。仕様把握の時間を従来比約95%削減した事例として報じられた。
エヌアイシー・パートナーズは、日本IBMが提供するAIエージェント駆動の開発支援パートナー「IBM Bob」を活用し、見積作成用のExcelマクロを対象に業務ロジックの可視化とWebアプリケーションの再構築を進めた。Excelマクロの保守性・継続利用の観点から、仕様書だけでは把握が難しい業務知識の整理を進める狙いがある。
IBM Bobの分析・可視化機能を使い、VBAコードの構造とデータ処理を整理。生成された仕様情報やドキュメントを担当者がレビューして、既存仕様の理解を深め、業務ロジックの整理を進めた。これにより、従来は1〜3日程度要していた仕様把握を約30分に短縮した。
次の工程として、整理した仕様を基にWebアプリへ再構築。担当者が生成物をレビュー・テストしつつ改善を進め、移行可否検討からテスト・パフォーマンス調整・ドキュメント作成を含む工程を実施。従来約6週間と見積もられていた作業が約2.5日で完了したことが確認された。
現在はWebアプリとして業務利用が進み、ブラウザでの利用に加え見積データの蓄積・検索、過去実績の参照・再利用が可能となり、将来的な機能追加や保守の基盤が整備された。生成AIを活用して業務資産の理解と再構築を効率化する実践事例として位置づけられている。