ニデックは戒田理夫氏が新社長に就任した会見で、経営トップの交代を謝罪した。不正会計問題や5000億円超の赤字を巡る状況の中、信頼回復へ向けた対応が焦点となる。
10月1日午後、ニデックの戒田理夫氏が新社長に就任し、記者会見で経営トップの交代について謝罪した。第三者委員会が指摘した創業者による過度な業績プレッシャーが原因とされた不正会計問題が背景にあるとして、社内体制や風土の抜本的改善を進める方針を示した。
岸田光哉氏は2024年から社長を務めたが、9月29日に財務報告に関する不適切な言動があったとして辞任を表明。戒田氏が新体制の象徴としてトップを引き継ぐ形となった。
昨年度の決算発表では当期利益が5646億円の赤字と公表されたが、監査法人は公表済みの有価証券報告書について十分な証拠を入手できず、意見を述べられないとして『意見不表明』とした。
戒田社長は再建の取り組みを進め、期日を意識しつつ監査意見を得られるよう進めていく考えを示した。今後、不正会計問題の解決と信頼回復が焦点となる見通しだ。