JR九州は熊本地震の影響を約170億円と発表。鉄道設備の被災と運休による減収が通期業績予想の下方修正につながり、最終利益は470億円になる見込みとなった。
JR九州は4日に、熊本地震の影響額をグループ全体で約170億円に上ると発表した。これに伴い、通期の連結業績予想を下方修正し、最終利益を470億円とした。売上高に相当する営業収益の見通しは据え置かれたが、減収分が業績の押し下げ要因となった。
影響額の内訳として、被災した鉄道設備や車両の復旧に関する損失を約90億円と見積もった。新幹線設備を保有する機関と負担割合を協議しており、今後増減する可能性がある。加えて、九州新幹線全線再開に約50日、在来線の一部区間が約2.5か月不通となったことによる減収を約67億円と算出した。
27年3月期の業績予想では営業収益は5205億円と据え置いた。地震による減収分は一因となるが、不動産・ホテル事業の好調さを踏まえて維持した。
26年9月中間連結決算は営業収益が前年同期比3.7%増の2464億円で中間期最高を更新。最終利益は熊本地震の損失計上により3.8%減の214億円となり、3年連続の減益となった。