大丸・松坂屋を運営するJ.フロント リテイリングが、百貨店以外の事業拡大を進めている。8月までの中間決算で純利益は前年同期比27%増、パルコの店舗見直しとプラザ売却などを進めつつ、eスポーツ関連事業の展開を本格化させる。全体の中核は百貨店だが、成長機会を非小売分野にも求めている。
大丸東京店などを含むJ.フロント リテイリングの8月までの中間決算は、純利益が前年同期比27%増の129億円となり、コロナ禍後の回復やインバウンド需要の回復が背景にある。百貨店事業は依然として好調で、ラグジュアリー中心の販売が寄与しているとの観測が報じられている。
企業側は百貨店だけに依存する形には危機感を示し、非小売分野の比重を高める方針を示している。具体的にはパルコの一部店舗営業終了や旧ソニープラザの売却を進め、成長機会を新しい領域へ振り向ける狙いを明らかにした。