AI関連の投資が続く中で、 Alphabet、Amazon、Intel の第3四半期決算は、それぞれの収益性とキャッシュフロー創出に関する市場の注目を集め、AI設備投資とキャッシュフローの関係性がより厳格に評価される局面となった。
過去1週間のテック株の動きは、売上成長だけでは市場の評価を変えられないことを示し、投資家はAI投資が実際のキャッシュ創出に結びつくかを重視するようになっている。アルファベットは売上成長が続く一方でフリーキャッシュフローがマイナスとなり、投資家は収益化の進展と資本投下のバランスを見極める。
アマゾンは売上高が増加しAWSの成長も顕著だったが、過去12カ月のフリーキャッシュフローは設備投資とAIインフラ投資の拡大によりマイナスとなり、2026年の資本支出見通しは約2,200億ドルとされる。インテルは第3四半期の売上高は増加したが、次期見通しは市場を失望させ、データセンター/AI関連の成長と黒字化の両立が問われている。
市場はエヌビディアやブロードコムなどのAIインフラ周辺企業と、マイクロソフトやアルファベットのようなクラウド・利益成長企業を区別して評価する動きを強めている。今後の決算発表では、収益成長だけでなくフリーキャッシュフローや総利益率、ガイダンスの持続性が投資家の関心を一段と集める見通しだ。
来週の決算予定としてアップル、パランティア・テクノロジーズ、AMDの発表が控え、ウーバー、クアルコム、アーム、ABNBなども注目される。決算関連のインプライド・ボラティリティや時間外取引の拡張が、決算発表後の価格変動を左右する可能性がある点も併せて注視される。