旧デロイト出身のアビーム元幹部と伊藤邦雄氏が共同で、アクティビスト対抗の取締役育成プラットフォーム設立を発表。3年で500社の参画を目指す構想の全貌が明かされる。
取締役エッジコンソーシアムの設立が発表され、取締役会の質の向上と日本企業の取締役体制強化を狙う動きが加速する。株主総会での解任が相次ぐ現状を背景に、実務的な機能と対話による検証を重視する姿勢が示された。
発表を主導したのはアビームコンサルティング出身の安部慶喜氏と、一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏。伊藤氏は伊藤レポートの提唱者としての経験を踏まえ、コンソーシアムの方向性に関する見解を共有した。
構想の中核は、取締役をめぐる資本市場の変化に対応する教育・育成プラットフォームの構築であり、3年で上場企業500社の参画を目指すと説明。資本市場の重圧に耐え得る実践的な人材育成を目指す。
現状の課題として、社外取の市場は形式先行で実質は未成熟との指摘があり、スキルマトリックスの信頼性や対話を通じた評価の妥当性が問われる点が挙げられた。