TEDはエッジAIモデルの知財流出を防ぐ独自ソリューションFalconVaultの販売を開始した。AIモデルを暗号化し特定ハードウェアに紐づけることで、許可環境以外での動作を抑制する仕組みが特徴だ。
TEDは2026年10月20日、企業の知財やノウハウが組み込まれたエッジAIモデルを保護するFalconVaultの販売を開始した。対象はWindows搭載のエッジ機器で、評価・導入から運用までを一貫して支援する体制を整える。
FalconVaultは三つの主要機能を備える。まずAIモデルファイルの暗号化により内容の解析や改ざんを困難にする。次にTPMを用いた機器紐づけにより、暗号化されたモデルは特定のハードウェア以外では復号・実行できない環境を作る。最後に許可リスト制御で、登録済みソフトウェアのみAIモデルへアクセスできるようにする。これらは現在特許出願中。
販売形態と価格はPoC/評価版が月額10万円、保守費も月額10万円。正式版は初期費用240万円からで、規模や機器数に応じて個別見積もり(いずれも税別)となる。
今後はTry it! SLM on Edgeなどの伴走支援とFalconVaultを組み合わせ、検証から実運用までを総合的に提供する方針。EdgeTech+ 2026の基調講演でも知財保護を含む実装の現実解を示す予定で、オフライン環境で動作する機械や機密データを扱うデバイスなどでの活用が想定されている。