ビジネスエンジニアリングは多言語・現地税制対応のAI-OCR「GLASIAOUS OCR」を発表。2026年9月末から提供開始し、請求書のデータ化と仕訳入力を大幅に自動化する。
ビジネスエンジニアリングは2026年8月24日に、証憑の読み取りから基幹システムへのデータ連携までを一括して支援するAI-OCR「GLASIAOUS OCR(グラシアス オーシーアール)」を発表した。多言語対応と現地税制の自動設定により、海外拠点を持つ企業の経理業務の負荷軽減を目指す。提供は同年9月末より開始される予定で、クラウド型スタンダードとERP組み込み前提のProの2プランが用意される。
GLASIAOUS OCRは高精度な読み取りと仕訳候補の生成を特徴とし、請求書の手入力時間を3分の1に短縮できるとされる。認識精度は90%から95%を想定し、VATや付加価値税、源泉徴収税など各国の税区分・税率に対応する。さらに複数の請求書を一括PDF化した場合もAIが請求書単位で分割して計上することで、記帳作業全体の時間を60%から70%削減する効果が見込まれる。
データ連携はCSV・Excelに加えAPI経由でSAP S/4HANAやSAP Aribaといった基幹システムへ直接供給可能とされ、既存ERPを維持したまま導入できる点が特徴とされる。セキュリティはISO/IEC 27001、27017、27018に準拠した管理体制を整え、機密性の高い会計データの取り扱いに対応する。
料金はクラウドの「スタンダード」従量課金が1ページ40円から、ERP組み込み前提の「Pro」プランが1ページ250円からとされる。今後もAI技術を継続的に投入し、経理部門がデータ分析や意思決定支援など付加価値の高い業務へ注力できる環境を整える方針だ。