キー局がIPを軸に外部展開を進める中、テレビ朝日は約580億円を投じて有明の複合型エンタメ拠点を開業。TBSは300億円の投資枠を新設しIP投資を進める。
放送事業の枠を超えたIP活用が進む中、テレビ朝日ホールディングスは有明に開業した複合型エンターテインメント施設を通じてIPをリアル空間へ展開する方針を打ち出した。TBSホールディングスは投資枠を新設し、IP投資と人材活用を軸に攻勢をかける。日本テレビホールディングスは映像制作大手を完全子会社化する形で制作基盤を強化している。
テレビ朝日HDはドラえもんとクレヨンしんちゃんといった国民的IPを中心に、海外展開を重視している。特にインドでの放送開始が長く認知を広げており、現地市場の成長を見込んだ活用が進んでいる。
アニメ領域ではシンエイ動画を100%子会社化、東映アニメーションは持分法適用会社として出資比率19.6%を維持する。長年の番組制作資産にはスポーツ分野も含まれ、放送外での収益化の柱として位置づけられている。テレビ朝日の木製の施設投資やIPでの稼ぎ方の多様化が注目される。