AIによる日経平均株価の予想を実際に試した記事。ChatGPTを用いて1日後・1週間後・2週間後の予想を行い、同じ質問を繰り返すほど予想値の揺らぎと複数シナリオの提示が見られることを検証する。
近年の生成系AIは株価予想にも応用されつつあり、質問を受けると方向性だけでなく具体的な予想値と理由を示す場合がある。記事は、AIの予測をそのまま信じるのではなく、現時点の情報と相場環境を踏まえた材料として活用することを提案している。
まずAIの株価予想には限界があり、予想時点で分からない新しい情報が後から材料として株価を動かす可能性がある点を指摘する。期間が長くなるほど材料が増え、予想が分かれることが多くなるため、情報の時点と予想期間を意識することが重要とされる。
実際にChatGPTに日経平均の変動幅と終値を予測させる実験では、同じ質問を繰り返すと予想値にゆらぎが生じ、10回実施の平均で方向性は上昇と出ても実際には下落するケースがあった。ゆらぎを活用するには、複数回の予想を比較して安定度を評価することが有効と説明される。
2週間後の日経平均の予想では、複数回の質問で大半が上昇予想となるケースが多い一方、景気後退懸念や円高などの反対材料が1回だけ示されることもあり、主シナリオとリスクシナリオの両方を検討することの重要性が強調されている。
記事の結論として、AIの株価予想は“答えを出してもらう”だけでなく、複数の回答を材料として自身の解釈を加えることが資産運用に生かす鍵だとされる。