フィックスターズとマクニカがTenstorrent製品の国内導入支援体制を公開。共同PoCで大規模言語モデルの推論を31.3%短縮する成果を示した。
2026年10月2日、フィックスターズとマクニカはTenstorrent製品を国内企業向けに実機評価から性能最適化、導入・運用まで一貫して支援する体制を構築したと発表した。両社は共同で概念実証を実施し、重要な技術的優位性を示した。
共同PoCではTenstorrentのワークステーションTT-QuietBoxを用い、オープンウェイトを採用した大規模言語モデルgpt-oss-120bの推論性能を最適化した。デコード処理のボトルネックとなるMoEの行列積計算を3.68倍高速化し、TPOTを144.85ミリ秒から99.49ミリ秒へ短縮したとの示唆がある。
実機検証を前提とした一貫体制により、顧客企業は購入前に自社モデルを自社環境で検証し、性能を定量的に判断できる。マクニカのAIインフラ構築とフィックスターズのソフトウェア実装改善技術を組み合わせ、ボトルネック特定から運用支援までをワンストップで提供する。
今後はgpt-oss-120b以外のモデルや多様なワークロードにも対象を広げ、企業のAI基盤選定と活用を支援していく方針だ。情報源としてはフィックスターズのPRと報道媒体を通じてこの連携の意義が伝えられている。