中国政府が日本からのジクロロシランに対し最高99.2%の高率課税を開始。日本企業の半導体素材調達が大きく影響を受け、供給停止リスクが高まる可能性がある。
日本から輸入されるジクロロシランに対して、中国政府は最高99.2%の反ダンピング課税を導入したと報じられている。特殊ガスの高率課税は事実上の輸入禁止に近い影響を及ぼすと指摘されている。
中国政府系メディアやアナリストは、今回の措置を米国などと歩調を合わせた「正当な対抗手段」と位置づけ、軍事転用可能な重要素材の輸出規制強化を国家安全保障上の権利と強調している。
中国はこれまでにも電気自動車関連素材の輸出規制を含む供給網の強化を進めており、今回の高率課税は日本の先端素材・部材の供給網を揺さぶる狙いがあるとみられる。
日系半導体メーカーや電子部品企業は代替調達や安全性確認に時間を要する可能性が高く、新規供給元確保が難しい状況が想定される。その間の製造ライン停止が世界的サプライチェーンへ影響する恐れがある。