熊本地震から3カ月、堀場エステックの阿蘇工場は被害を最小化し短期間で生産を再開した。現場と本社の連携としてTeamsのチャットライン2本と井戸掘削による水源の多様化が早期再開につながった。今後は危機時に日常マニュアルをどう結びつけるかが課題となる。
熊本地震は2026年7月末に発生し、堀場エステックが運営する阿蘇工場は大きな被害を免れ、短期間で生産を再開した。半導体製造工程で使うマスフローコントローラーを手掛ける同工場は、初動対応を経て実質的な操業の復旧に入った。工場長と副工場長の話から、生産再開の舞台裏には現場の教訓が生かされたことが示唆される。
現場と本社の連携を強化するため、Teamsで2つのチャットラインを立ち上げるといった情報共有の仕組みを整え、迅速な意思決定を促した。井戸の掘削による水源の多様化も、供給体制の安定化に寄与したと報じられている。
今後の課題として、日常のマニュアルを危機時にどう結びつけるかが挙げられた。現場と本社の連携をどう持続的に強化し、再発時の対応力を高めるかが焦点となる。