ヤッホーブルーイングは大阪府泉佐野市限定の開業記念ビールをふるさと納税の返礼品として提供し、第三者の寄付額を背景に醸造所内でも販売を開始した。第1弾はラガータイプで、350ml缶のセットが対象となる。
ヤッホーブルーイングは大阪府泉佐野市に新しい醸造所を拠点に、泉佐野市限定のクラフトビール「よなよなビアライズ開業記念でつくったクラフトビール」を開発・販売する。ふるさと納税の寄付額を返礼品として提供するほか、醸造所内でも販売を行う。第1弾としてラガータイプの缶ビールを用意する。
ふるさと納税の返礼品は350ミリリットル缶のセットで、泉佐野市が9月末から申し込みの受け付けを開始した。同醸造所ではグラス提供も行い、16日から缶ビールを517円で販売する予定で、いずれも数量限定とされている。
イタリアンピルスナーと呼ばれるこのビールは花のような香りと穏やかな苦みが特徴で、ヤッホーはこれまで上面発酵のエール酵母を多く使ってきたが、今回はラガー酵母で下面発酵させた。泉佐野市の醸造所は本社の長野県内の設備とは異なる特色を生かしている。
泉佐野市は2025年度のふるさと納税寄付額で全国1位となり、関西空港の対岸・りんくうタウンに新たな醸造所を誘致して7月に開業させた。建設費は寄付金で賄う方針で、21年度から5年間の受け入れ額は累計65億円、28年度には不足額に達する見込みで、不足分はヤッホーが立て替える見通し。