米東部22州でインターモーダル輸送を拡大する戦略提携を、物流大手シュナイダー・ナショナルとノーフォーク・サザン(NS)が発表した。NSの東部ネットワーク拡充とシュナイダー資産の活用で、鉄道とトラックの併用輸送を強化する。
米物流大手シュナイダー・ナショナルとノーフォーク・サザン(NS)は10月29日、米東部で国内インターモーダル輸送を拡大する戦略提携を結んだと表明した。シュナイダーは東部地域の主要鉄道パートナーをNSへ切り替え、トラック輸送から鉄道を組み合わせた輸送へ需要を取り込む方針を示している。
シュナイダーはインターモーダル輸送で35年の実績を持ち、2万3900台のシャシーと2万6800個のコンテナを保有。北米の鉄道ハブを60か所超利用し、自社ドライバーが90%超のドレージ輸送を担うとされる。今回の提携でNSの東部ネットワークを活用し、対象市場や輸送能力の拡大を目指す。
NSは米東部22州でインターモーダル網を展開しており、2026年第3四半期の同輸送量は前年同期比3%増と報じられている。需要拡大を見込み、シンシナティ-アトランタ間の新サービスや、中西部とニューイングランドを結ぶルートのダブルスタック対応、オハイオ・ミシガン・ノースカロライナ・イリノイのターミナル拡張を進める計画が示されている。
さらに拠点の設備改良として、アトランタ・ルイビル・ハリスバーグ・シカゴ・セントルイスなどで舗装・照明・保管スペース・整備施設・トラック動線・保安設備の強化が挙げられている。両社はいずれの資産と設備投資を組み合わせ、長距離トラック輸送の一部を鉄道へ転換して輸送能力の柔軟性と供給網の安定性を高める方針だ。