コフナ®とRootella®の二材を組み合わせた共同試験が開始され、両資材の相乗効果を数値データで検証する取り組みが進む。水稲を対象とした試験では併用区で籾数の増加が確認された。
微生物資材の市場で効果の見える化が課題となる中、ニチモウが取り扱うコフナと島貿易のRootellaを組み合わせ、客観的データによる効果検証を目的とする共同試験が始まった。両社は資材の強みを生かし、掛け算効果を探ることで現場での納得促進を目指している。
コフナは好気性・嫌気性の微生物を含み土壌の活性化と有機物分解を促す特徴を持つ。一方Rootellaは1gあたり約2万8000個の菌根菌を含有し、根への着生を促進する高濃度資材として運用され、温度管理など使用方法の周知も徹底している。
共同試験は人工気象器を用いたバケツ稲の比較区で行われ、コフナ単独・Rootella単独・併用の3区分で評価された。定着数に大差は見られなかったものの、最終的な籾数では併用区に有意な増加が認められた。
今季は新潟や北海道など複数の現地圃場でフィールド検証を進めており、佐渡市の品種コシヒカリで分げつ数が対照区より21.6%増になるなど、作物との相性次第で効果が現れる可能性が示唆されている。