米Microsoftのエンジニア・牛尾剛さんの体験を通じ、日本企業の意思決定が遅い原因と職場文化の違いを、日本と米国の事例で比較する。日本企業の“偉い人”の存在と、それが決定の遅延につながる場面を紹介する。
米国で働く牛尾さんは、日本時代と比べてストレスの大半は人間関係から生まれると感じ、米国の職場文化で意思決定が進む理由を観察した。日本と米国の組織構造や働く人の疲労の原因を対比し、職場の仕組みを見つめ直す視点を提示する。
日本企業に特有の特異な存在として、偉い人に従う文化が意思決定を遅らせる要因として挙げられる場面が紹介される。DevOpsについて問われたとき、日本企業では「お前がそれを考えろ」と指示され、要望を明確に伝える流れが欠如するケースがあったという。
米欧では要望が具体的であれば提案や解決策が迅速に提示され、会議後の調整も最小限で進むケースが多いとされる。一方、日本の企業では稟議や確認が必要となり、時間のロスが生じやすいとの指摘がある。
著者は日本企業の働き方の改善を促す文脈で、国や組織によって働きやすさが大きく異なるとする書籍の抜粋を紹介し、実務の現場での具体的な対策を示唆している。