シノプシスはAI EDAとアンシス統合の進捗を受け、第3四半期決算で通期見通しを引き上げ。これを受けて株価が11.2%上昇した。
シノプシスは2026年8月下旬の第3四半期決算で売上高が24億8000万米ドル、GAAPベースの希薄化後1株当たり利益(EPS)2.84米ドルを報告した。AI関連の電子設計自動化(EDA)需要が堅調で、アンシス買収による早期の恩恵を強調しつつ、通期見通しを引き上げた。
四半期ベースは堅調に推移したものの、年初来の純利益は6億2,786万米ドルと前年を下回った。AIの複雑化や新製品の売上寄与が増収と見通しの上方修正を支える一方、統合コストやポートフォリオ転換などの費用が収益性を圧迫し得るとの認識を示した。
同社は上方修正した通期見通しとして、売上高を96.9億〜97.4億米ドル、GAAPベースのEPSを3.84〜4.08米ドルと公表。AI需要の追い風とアンシス製品の早期市場浸透が、統合の進捗次第で成長ドライバーになり得るとした。
一方、中国への輸出規制長期化や統合の複雑さといったリスクは依然として残っており、これらが収益性や業績見通しに影響を与える可能性があると指摘された。