エスビー食品と筑波大学の共同研究で、クミン抽出物を12週間摂取した65歳以上の高齢者を対象に、認知機能の一部指標がプラセボ群より改善した可能性が示された。クミンは日常の食材として利用され、摂取量は25mg/日、期間は12週間。研究結果はFrontiers in Nutritionに掲載された。
香辛料のクミン抽出物を用い、65歳以上の高齢者を対象にしたランダム化比較試験を12週間実施した。試験参加者はクミン群とプラセボ群に分けられ、認知機能評価にはCognitraxを用い、血中の酸化ストレス・炎症マーカーも測定した。
最終的に、認知機能のうち認知機能速度と反応時間の2指標で、クミン群がプラセボ群と比べて有意な改善を示したことが報告された。血中IL-6はクミン群で試験前後に減少傾向を示したが、群と時間の交互作用は確認されず、因果関係を断定できないとしている。
研究は筑波大学の礒田博子さんらのグループとエスビー食品の共同で行われ、クミンの主要成分クミナールに関する既存データを臨床検証へと拡張することを目的としている。結果は電子ジャーナルFrontiers in Nutritionに掲載された。