めぶきフィナンシャルグループ(FG)は足利銀行と常陽銀行の経営統合から10年を迎えた。地域の産業と生活を支える役割を再認識し、取引先支援の充実とコスト削減を進めてきた。今後は営業面でのさらなるシナジー発揮と顧客本位の提案強化が課題とされる。
めぶきFGは足利銀行と常陽銀行の統合を機に発足し、10年が経過した。この間、地域の発展を支えるリーディングバンクとして、地域全体の成長を目指す姿勢を強化してきた。リースや証券などの新設、両行の強みの取り込み、基幹システムの統合によるコスト削減、リスク管理のノウハウの共有化など、シナジーを高める取り組みが進んだ。
次の10年の課題として、営業面でのさらなるシナジー発揮が挙げられる。取引先支援の充実を通じ、企業の成長を促すソリューション提供を強化する方針が示され、顧客の課題把握と全体像の把握が重要視されている。資金需要が高まる中でも、単なる資金獲得ではなく、顧客本位の提案と地域経済の安定性を重視する姿勢が求められる。
経営陣は地域密着の体制を強調しており、FG副社長を務める清水和幸頭取は取引先支援で両行の連携を一段ギアを上げる方針を示している。地域の店舗網と人材、機動力を活かし、預金競争の中で顧客の課題解決につながるソリューション提供を強化する考えが伝えられている。