川崎重工業がKUMIAI NAVIGATION向けに、8万6700m3型のLPG・アンモニア混載輸送に対応した新造船「AURORA BOREALIS」を引き渡した。船体は従来型を大きく変えず積み荷容量を拡大し、将来のアンモニア輸送にも対応できる設計となっている。
川崎重工業は2026年10月29日、LPG・アンモニア運搬船「AURORA BOREALIS」を引き渡した。引き渡し先はKUMIAI NAVIGATIONで、同船はLPGとアンモニアを同時に混載運搬することが可能な設計となっている。
本船は従来の8万4000m3型から積み荷容量を増加させ、貨物倉容積は約8万7058m3、載貨重量約5万6375トン、総トン数は約4万9561トン。主機関は川崎-MAN B&W 6G60ME-C10.5-LGIPを1基搭載する。
全長は229.90m、全幅37.20m、深さ21.90m、満載喫水は11.65m。航海速力は約17.0ノットで、定員は29人となっている。船級は日本海事協会(NK)、船籍はシンガポール。
軸発電機を軸に搭載し、主機出力から船内電力を賄うことでディーゼル発電機を最小限に抑え、LPG燃料での航行を可能とする環境配慮設計となっている。
引渡日は2026年10月29日で、今後は世界主要LPGターミナルへの入港性を確保するため、船体設計は従来型を大幅に変更せずタンク容積の拡大を図っている。