中国の大学で日本語学習者が減少しており、日系企業の撤退・縮小と日中関係の冷え込みが需要減の背景として指摘されている。
中国の高等教育機関で日本語を学ぶ学生が減っている。これは日系企業の撤退・縮小に伴う日本語人材の需要減と、日中関係の冷え込みが影響しているとされる。
河北省の河北大では日本語通訳専門学科の募集を停止したとの報告があり、中国翻訳協会の集計では2020〜2024年に日本語学科が計19校廃止。日本語学習者は2024年度約48万人と、2015年度と比べ23%減少している。
日本語教育の環境には、AIの活用拡大による授業削減の動きも影響している。ある大学の教員は、AIで通訳・翻訳が代用可能な場面が増え、語学専攻の就職が難しくなるとの見解を示す。
日中関係の悪化も日本語教育に影響を与えており、保護者の間で日本語を学んでも就職に役立たないという声が出るなど、教育現場の雰囲気にも変化が生じている。