トイザらス日本法人の撤退方針を受け、ドン・キホーテを運営するPPIHが日本事業を買収し、約150店舗を引き継ぐ見通しとなった。従業員は約6000人規模。
玩具専門店のトイザらス日本事業が撤退方針を公表し、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が日本事業を買収して国内約150店舗を継続運営する方向で調整している。日本トイザらスの従業員はアルバイトを含め約6000人とみられる。
背景として、玩具市場は2025年度に前年度比6.3%増の1兆1664億円と過去最高を更新。一方で出生数は低下が続き、子どもの人口は減少している。市場を支えるのはカードゲームやホビー、ぬいぐるみなど大人需要の拡大である。
ネット通販や家電量販店、総合小売りの玩具売場など、販売チャネルは分散しており、従来の「おもちゃを買うためにおもちゃ屋へ行く」という形式が変化している。買収は東京以外の地方店舗にも及ぶ想定で、売場戦略の再編を象徴する動きとして捉えられている。
今後はトイザらスとドンキの売り場文化が統合される可能性が指摘されている。トイザらスは目的商品を探す売り場、ドンキは圧縮陳列で思いがけない出会いを生む売り場として対照的だが、両者が組み合わさることで新しいリアル店舗像が生まれると期待されている。