今週の米ドル/円は原油高と米金利動向の影響を受けつつ、日米の金融政策発表や首脳会談を背景に157〜162円のレンジが想定される。
先週は円売り・米ドル買いが続き、米ドル/円は2024年7月以来の高値圏へ接近した。原油高や米金利の上昇が背景にあり、原油の供給リスクが強まる環境の中で円は弱含みとなったが、次週にかけては日米の金融政策発表や首脳会談といったイベントが控え、方向性が大きく振れる可能性がある。
米ドル高・円安を正当化してきた要因には一段落の兆しも見え始めているものの、2024年7月の高値を視界に入れつつ、米2年債利回りは3.75%程度まで上昇している。追加の利下げ見通しがほぼ消えたとの見方が示され、今後の金利動向次第で動きが変わる可能性がある。
原油価格の上昇は依然として米ドル高・円安を支える要因となっているが、WTIの90日MAかい離率は過去最大級の水準まで達し、行き過ぎ懸念が高まっている。短期的には原油価格の調整も想定され、今後の動きに影響を与える可能性がある。
今週は日米の金融政策発表と日米首脳会談が焦点となる。日銀の政策発表が円売りの手掛かりになり得る一方、FOMCのドット・チャート公表で政策見通しの変化が示される可能性がある。これらイベントを受け、米ドル/円は157〜162円のレンジで推移するとの見方が示されている。