香港市場の新エネ銘柄を中心に、正力新能が業績予想を上方修正し中間純利益の見通しを4億元程度まで引き上げたことを受け、同社株が急騰。併せて立新能源の半期決算も公表され、売上高・純利益が前年同期比で大幅増となった一方、財務費用の影響や株価の過熱感に警鐘が鳴っている。
正力新能は、2026年6月30日までの6カ月間の純利益を約3.2億~4億元とする見通しを公表し、同日以降の取引で株価は5%超の上昇を見せた。前期比で大幅な利益増が見込まれている。
公告によると、同社の前向きな予想の背景には新規生産能力の稼働開始と出荷量の大幅増、特に蓄電池の出荷増が売上を押し上げていること、さらに販管費の低下による収益性改善がある。
立新能源は上半期売上高6.44億人民元、親会社株主帰属純利益は約7300万人民元と、前年同期比で大きく伸びた一方、財務費用が依然高水準で高い負債比率を背景に株価の短期的乱高下を招いている。
両社の状況を比較すると、正力新能は実体的な事業成長とコスト管理が利益拡大の要因となっているのに対し、立新能源は投機資金とセンチメント主導の動きが株価を牽引しているとの指摘がある。