イタリア全土の50都市で生活費高騰と戦争反対を訴える抗議デモが30日に実施され、港湾を含む複数地域でデモ行進や停泊船の接近が確認された。政府の指示で交通の混乱は想定より小規模にとどまった一方、港湾の広範な影響が懸念された。
ウクレリアの労働組合 USB が生活費高騰と戦争反対を訴え、全土の50都市で数万人規模の抗議デモが行われた。港湾都市にも波及し、ジェノバをはじめとする港に近い場所でデモが展開した。
イタリア以外の複数国の労働組合は共同で声明を発し、中東の戦争終結と港湾の軍事化の終結を求め、港湾を武器や軍需品の輸送に使わないよう求めた。
主催者側の発表では世界各地の100を超える港湾が抗議に参加したとされ、欧州・地中海地域・北米の運行に混乱の可能性が指摘された。政府が運輸労働者の職場復帰を命じたことで、今回のゼネストによる交通混乱は予想より小規模に留まった。
サプライチェーン管理会社は顧客へ出荷遅延の可能性を警告し、港湾やターミナルの状況次第で影響度が変わると説明した。専門家は世界的な影響は限定的とみている。