1929年に大阪市旭区で開業した薬局を源流とするサワイグループホールディングスが、薬局の時代から医薬品大手へと成長した歴史をたどる特集である。
本稿はサワイグループホールディングスの起点を、1929年に大阪市旭区で開業した薬局とする。創業者は沢井範平と乃よ夫妻で、貧しい農家出身の乃よは苦学の末に薬剤師免許を取得したとされる。地域医療が脆弱だった時代に、女性薬剤師として薬局を繁盛させた点が伝えられている。
この薬局が時を経て事業の核となり、現在の医薬品大手へと成長した過程が描かれる。ジェネリック医薬品の大手としての地位を築くに至った経緯が、家族の歴史と地域医療の変遷とともに紹介される。