ポーランドは比較的安価な労働力を背景に投資を呼び込み経済成長を続けてきたが、今はイノベーションを通じた国内産業の高付加価値化を成長の原動力に掲げている。元大統領府関係者の談話を通じて、経済の転換と医薬品産業の方向性が浮き彫りになる。
ポーランドは長年、比較的安価な労働力を強みに国外投資を引き寄せて成長してきた。欧州諸国との賃金差が縮む中で、同国は新たな成長エンジンとしてイノベーションを軸に国内産業の高付加価値化を目指している。
本誌の取材に応じたPiotr Cwik氏は、同国経済の変化や今後の課題、医薬品産業の方向性について語った。彼は大統領府の国務長官や副長官を歴任した経歴を踏まえ、政策と産業の接続点を説明した。
イノベーションによる産業高度化の進展と併せ、ポーランド政府が医薬品を含む戦略的分野の発展をどう進めるかが焦点となる。今後の課題として、技術創出の持続性と国際競争力の強化が挙げられる。
今回の談話は、ポーランド経済の転換がどの方向へ進むのかを示唆するもので、国内産業の国際競争力を左右する政策・投資の在り方が注目される。