世界のM&Aは2026年3Qで総額9930億ドルと前四半期比41%減。大型案件は10件にとどまり、年初来は総額3兆9000億ドルで高水準を維持している。
世界の企業の合併・買収(M&A)取引総額は、2026年第3四半期に9930億ドルと前四半期から41%減少した。四半期ベースの取引総額が1兆ドルを下回るのは、24年第2四半期以来となった。
100億ドル超の大型案件は10件にとどまり、イタリアのバンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナによるバンコBPMへの320億ドルの買収提案や、南アのゴールド・フィールズによるノーザン・スター・リソーシズへの257億ドルの買収提案などが挙げられる。
一方で年初からの世界のM&Aは、案件数が8%減少したものの取引総額が前年同期比28%増の3兆9000億ドルと、2001年以来の高水準を維持している。テクノロジー分野への投資が全体を支える要因の一つとなり、AI関連の大型動向も進んでいる。
アジア太平洋地域の取引額は2420億ドルと前期比8%増、前年同期比では36%増と拡大している。年初からのプライベートエクイティ関連のM&Aは1980年以来の高水準を示し、国境を越えるクロスボーダー案件も前年比で大きく増加している。