厚生労働省がキッセイ薬品工業の血管炎治療薬「タブネオス」に対し、国内での新規投与を差し控え、投与中の患者の治療中止を求める通知を出した。これには有効性データに疑義があるとされ、今後の行政処分を含む検討へと繋がる状況が伝えられている。
厚生労働省はキッセイ薬品工業の「タブネオス」について、国内の医療機関に新規投与を控えるよう通知を出し、すでに投与中の患者については治療の中止または別治療への切り替えを検討するよう求めた。
同薬は5月に患者の肝機能障害で死亡が公表されたことを受け、安全性の注意喚起でブルーレターを出している。国際共同治験で不適切な操作があったとの指摘もあり、米国では承認取り消しが勧告され、欧州でも承認取り消しが報じられている。
厚労省は23日付の部会で、有効性を裏付けるデータに疑義があると判断したと説明。年内をめどに承認取り消しを含む行政処分を検討する方針を示し、今後の動向が注目される。