Kudanはディープテック企業として、Artisenseの参入や自動運転向けソフトの事業化を進め、2024年3月時点でNVIDIA Jetson向け空間認識ソフトを発売するなど実用化を加速させている。
Kudan株式会社は2011年に英国で創業、AR技術を軸に事業を展開し、2014年に東京へ本社機能を移し、2018年12月に東証グロース市場へ上場しました。創業者の経歴にはゲームIPを活用したコンテンツ開発などがあり、ディープテックに基づく技術開発を推進してきました。
事業の特徴として、技術をライセンス販売するビジネスモデルを採用し、初期に技術を仕込み後半に市場で製品が売れた際にライセンス料が増加する「前半戦・後半戦」という二段階の体制を説明しています。また高度な空間認識技術(人工知覚/SLAM)を核に、産業用途のデジタルツインや自動運転・ロボティクス分野へ適用する方針を示しています。
2020年1月にはArtisense Corporationが参画、圧倒的な市場シェア確保に寄与したとされ、2022年10月には自動運転向けVisual SLAMソフトウェアの商用化に向けた採用が進んでいます。これにより欧州を中心にデジタルツイン・空間認識の実用化が進み、最新動向としては2024年3月にNVIDIAのJetson向けソフトウェアを発売する発表を公表しています。
成長戦略としては大手が参入しにくい領域での非競争戦略を掲げ、産業分野を中心にデファクトスタンダードを獲得することを目指しています。現在はインフラ点検などの現場で同技術が活用され、約10社のパートナーと協力して送電網や変電所プロジェクトへ適用されていることが説明されています。