韓国の上場投資信託ETFが日米の半導体相場を乱し、個人資金の急拡大と反動的な急落が同時に伝えられている。サムスン電子やSKハイニックスの2倍連動を狙うETFが5月に上場し、資産規模が急速に膨らんだ。
韓国で半導体株の相場を追いかけるレバレッジ型ETFが、日米の動きを大きく左右する局面を作っている。5月27日にサムスン電子やSKハイニックスの株価変動率の2倍を目指すETFが初上場し、個人投資家の資金が短期間で集中した。7月6日現在、これらレバレッジETFの純資産総額は約14.9兆ウォンに膨らんでいる。/ 同時に、IBMなどのAIブームを追い風に半導体株が急騰する局面に、資金の「ピットゥ(借金投資)」が定着していたとの指摘もある。
日韓両国のメディアは相次いで、相場の異変をレバレッジETFの影響と結びつけて報じた。韓国の投資家の資金動向は、少額の元手で大きな利益を狙える環境を作り出したが、7月中旬には大きな反動が生じ、KOSPIは13日ごろから急落。全体の下落も顕著となり、市場取引が一時停止する場面もあった。
## 当局による鉄拳規制が導入され、背景には過熱する個人投資とリスク制御の試みがある。7月下旬以降、新規上場の一時停止や個人の基本預託金の引き上げ、模擬取引の義務化といった規制が順次施行された。これにより、投資家のポジション解消と市場の安定化を狙う動きが鮮明化した。
## 背景には長期的な金融市場の教訓がある。韓国銀行の金利上昇と住宅市場の負担増が個人の資金動向を変え、レバレッジETFを通じた投資が社会的課題として議論されてきた。政府はウォン安抑制を目的にレバレッジETFの活用を促す一方、過熱を抑えるための規制強化へと舵を切っている。