ツムラが熊本県と薬用作物生産を通じた地域活性化を目的とした包括連携協定を締結した。協定は阿蘇地域を含む全国の生薬栽培基盤整備と持続可能な供給体制づくりを目指す。
ツムラは熊本県と「薬用作物生産を通じた地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。球磨郡あさぎり町はミシマサイコの国内最大規模の生産地であり、同協定のもと地域農業の発展と漢方医療を支える生薬生産基盤の確立を目指す。
同社は医療用漢方製剤で売上が多い大建中湯に含まれるサンショウの生産などにも取り組んでおり、今後はミシマサイコ、サンショウ、ボクソクを対象に連携を強化する。日本国内での生薬栽培推進を通じて国内産地の安定調達と地域雇用の創出を図る。
ツムラは原料生薬の約9割を中国から調達している現状を踏まえ、国内生産を拡大することで地域活性化と環境保全を両立させる方針を示した。熊本県をはじめ北海道、岩手、群馬、和歌山、高知の各地域で気候や特性に合った生薬栽培を推進する。