市民による非戦・交戦対話プロジェクトが新しい憲法9条草案の作成を目指し、都内で発表された。応募によって集まった約60人が講座を受講し、年末年始にはオンラインによる模擬国民投票を実施する計画だ。
このプロジェクトは、市民の意思を汲み取る形で憲法9条の改正案を含む草案を作成するもので、講座を受講した約60人が対話を重ね、最終的には1万人規模の参加者を集めてオンライン模擬投票を行う予定だ。その結果を衆参の憲法審査会へ提出し、国民投票法の附則に基づく予備的国民投票の要請を目指す。
発起人は映画作家の想田和弘氏、弁護士の水上貴央氏と楊井人文氏、法哲学者の井上達夫氏、ジャーナリストの今井一氏、政治経済評論家の古賀茂明氏の計6人で構成され、呼びかけ人は「辺野古」県民投票請求代表人を務めた元山仁士郎氏をはじめとする計18人。最年少メンバーとして著者自身も参加している。
この動きは、憲法改正の議論が長らく避けられてきた状況の中で、自民・維新の政権運営や国際情勢の緊迫化を背景に、憲法9条の解釈改憲を含む論点を市民対話として位置づける試みとして位置付けられている。