大企業ではIDaaSの契約更新と従業員数の増加が重なり、ライセンス費用が高騰するケースが増えている。中長期の総保有コストを抑える移行戦略として、コストパフォーマンスに優れた認証基盤の選定と見直しの考え方を紹介する。
SaaSとして普及するIDaaSは、アカウント数の増加に応じてライセンス費用の高騰が起きやすい。契約更新のタイミングと従業員数の増加が重なると、想定以上の支払い金額が提示される場合がある。初期導入から数年が経過するとベース単価が改定されているケースも指摘されている。
企業規模が大きいほど、わずかなコスト削減が大きな効果を生む可能性がある。高額なコストを黙認して支払いを続けるのではなく、長期的なコスト最適化を検討する局面が出てくる。
本稿ではIDaaSのコスト高騰に悩む大企業に向け、コストパフォーマンスに優れた認証基盤を選定して移行する具体的なアプローチを紹介する。
移行手順や評価指標といった具体策を通じて、従業員数の増加に対応するコスト抑制と運用リスクの回避を狙う。