アナリストによる格上げを受け、スワイヤー・パシフィックの将来の収益動向と市場評価が注目され、2029年までの売上高・利益見通しが提示された。
スワイヤー・パシフィックは中国本土の不動産開発、アジアの飲料事業、航空事業の組み合わせが安定したキャッシュフローを生むとの認識が根拠として挙げられ、最近の収益動向が格上げの背景となっている。賃料や稼働率の推移と、それに伴うスペースの吸収スピードが短期的な変動要因として挙げられている。
アナリストの予想によれば、売上高は今後数年間で年率5.0%の拡大を見込み、利益率は現在の9.4%から約3年で13.8%へ上昇することが想定されている。現在の利益は約89億香港ドルで、2029年には約150億香港ドルへ到達するとされる。これに伴い1株当たり利益は11.26香港ドルになる見通しだ。
格上げ後の評価は、2029年までの売上高1,089億香港ドル、利益150億香港ドルを前提とする。想定される株価水準は2029年の利益に対して12.3倍のPERとされ、現在の株価104.30香港ドルに対しては概ね適正価値とされる見方が多い。目標株価の中央値は105.46香港ドルで、最頻値は118.0香港ドル、最安値は92.0香港ドルと予想の幅が示されている。
このほか、2029年までの賃料、飲料販売量、航空事業のキャッシュフローに関する個別予想と比較することで、株主が検討すべきチェックリストが提示されている。