L3ハリス・テクノロジーズは取締役会の調査を受け、クリストファー・クバシク CEOを行動規範違反で解任。後任にはサム・メータ氏を即日任命した。
L3ハリス・テクノロジーズが取締役会の調査の結果、クリストファー・クバシク会長兼CEOの行動規範違反が認定されたとして解任を発表した。これまで推進してきた大型買収やロケットモーター拡張の戦略に区切りがつく形となった。
新しい社長兼CEOにはサム・メータ氏が即日任命された。筆頭独立取締役だったルイス・ヘイ3世が取締役会の独立会長に就任した。メータ氏は航空宇宙・防衛分野で25年以上の経験を持ち、同社の2大部門の戦略と財務を統括していた。
市場の反応として株価は寄り付き後に最大3.4%安まで下落したものの、その後下げ幅を縮小した。L3ハリスは通期見通しを据え置く方針を示し、今回の人事は事業や財務の悪化を示すものではないとの見方を取引所が示唆した。
同社は1月に発表したミサイルソリューション部門のスピンオフ計画を少なくとも2027年半ばまで延期しており、今回の経営陣刷新による実行リスクと戦略の不確実性が市場の焦点となっている。