台湾で人気を集める日系スーパーロピアは、統一超商が約20億5400万台湾ドルを出資したが全面買収は見送り、合弁を軸に今後の展開を進める方針と伝えられている。
日本発のスーパーマーケットチェーン「ロピア」は、2023年に台湾へ進出して以降、店舗数を増やしつつ高いコストパフォーマンスや品ぞろえ、出店戦略で台湾市場で知名度を高め、現在では人気の百貨店・商業施設内スーパーへと成長している。ロピアの強みは日用品を絞って食に特化する経営方針と、肉を中心とした調達・加工能力、店舗ごとの現場裁量を重視する「個店主義」にある。
台湾進出後の人気要因としては惣菜の中心化と高付加価値化、大型ショッピングモールへの出店、そして創業者自身がSNSで直接顧客と交流する取り組みが挙げられ、ロピアは現地でブランドの親近感を高めている。出店はLaLaportや漢神アリーナなどの商業施設を中心に拡大し、2026年時点で11店舗、今後は30店舗体制を目指すとされる。
統一グループはロピアに対して約20億5400万台湾ドルを出資したが、全面買収には至らず合弁方式を採用して小売事業の主導権を確保しつつ、日本式の売場運営や食品加工といった分野はOICグループに継続してもらう方針と説明されている。出資後はロピアの店舗開発・物流・流通管理のノウハウを活用して事業拡大が進む可能性がある。