NY市場でドル安が急速に進み、ドル円は一時158円を割れそうな場面を観測。背景には米財務省の長期債買い入れオペ拡大の発表がある。午後にはFOMC議事録の公表も市場の注目を集めた。
今日のNY為替市場ではドル安が急速に進行し、ドル円は一時158円を割れそうな動きを見せた。前日まで159円台後半から160円近辺での推移がみられていたが、急落が目立った。
米財務省は長期債の買い入れオペの規模を拡大すると発表し、対象は残存期間10〜30年の債券で、現在の上限を少なくとも20億ドルから40億ドルへ引き上げる方針を示した。これに伴い長期ゾーンの利回りが低下した。
午後には7月開催分のFOMC議事録が公表され、インフレ鈍化が進まなければ追加の引き締めが必要との見方が多かった。一部の参加者はインフレの物価転嫁が現在ほぼ完了との指摘もあったが、全体としては金融政策見通しに差異が見られた。
ユーロ/米ドルは200日移動平均線を突破する動きとなり、ユーロ高が進行。ポンド/米ドルは一時1.36台へ上昇したほか、ポンド円は215円台半ばまで買い戻される場面があった。英国の7月 CPIが予想を下回りつつも伸びは前月比で拡大、英中銀の利上げ観測は高まらないとの声もあった。