Huraypositiveが日本市場のレセプト点検をクラウドSaaSで拡大。約850機関に導入され、作業時間を大幅短縮し月額は7万〜8万円程度、2026年度改定を契機に拡大を狙う。
日本の医療機関が毎月10日までに提出するレセプトの審査過程で、返戻と査定による遅延・減額リスクが高まる中、Huraypositiveはレセプト点検を自動化するクラウド型SaaS「レセプトチェッカー LS Plus」を提供している。約4,000件の精密点検ルールと約24,000件の適用関係ルールで病名・算定・適用症を検証し、外来・入院双方に対応する。
同社は日本の医療機関に対して、既存の紙ベースやインストール型の請求支援をクラウドへ刷新させることで、従来の作業時間を約6〜8時間から約15分程度へ短縮できると説明している。導入費用は月7万〜8万円程度で、現時点で約850機関が利用している。
事業はゼロからではなく、日本法人DXケアを買収してクラウド化した経緯があり、導入後の更新はサーバー側で一括反映される点が競合優位とみられている。2026年度の診療報酬改定は市場構図を大きく動かす転換点とされ、同社はクラウド化を強みに競争優位を広げたい考えだ。
長期的には点検データを基にしたAI医療経営インテリジェンスの提供を目指し、算定漏れの検知や査定・返戻の予測、クリニック間のベンチマークなどを段階的にリリースする計画で、日本市場を前線基地としたデータ活用戦略を推進する。