アクティビストがナカノフドー建設を再び追及。創業家の名誉会長が自宅として利用する5階建てビルの無償貸与を巡り、株主の財産上の利益供与を問題視する請求が取締役らへ出された。
ナカノフドー建設に対し、香港の投資ファンドであるリムアドバイザーズが、取締役らへの提訴請求を10月21日までに行ったことが東洋経済の取材で明らかになった。アクティビストとして同社に対し改革を求める動きが再燃している。
同社は東京都千代田区五番町の5階建てビルのうち1〜4階を所有しており、最上階5階は創業家出身の大島義和名誉会長が自宅として使っている。名誉会長自宅へ至る4階の屋上や1階の通路などが無償で貸与されてきたとされ、2015年7月〜2025年6月の10年間で約4億円の損害が生じたと指摘されている。
リムは大島名誉会長への無償貸与が株主の権利行使を阻害する財産上の利益供与に当たるとして、株主提案として創業家との取引内容の開示を定款に盛り込むことを求めていた。今後の動向として、取締役らへの正式な提訴の進展や株主との対話状況が注目される。