東レ株式会社との共同創薬研究で「ヒット化合物取得」という重要なマイルストーンを達成したと公表された。対象はPCSK9遺伝子のmRNAで、この新しい立体構造標的アプローチの創薬を目指す。
株式会社 Veritas In Silicoは、東レ株式会社と共同創薬研究を進めており、研究上の重要なマイルストーンである「ヒット化合物取得」を達成したと発表した。これにより、同研究の進展と今後の事業化の可能性が示唆されている。
対象はPCSK9遺伝子のmRNAそのものの立体構造であり、その設計情報を標的とする世界的にも新しいアプローチを用いた創薬を目指す。PCSK9は肝臓で産生され、血中LDLコレステロールの調節に関与するが、mRNAを標的とする作用機序の有用性が検証される見込みである。
PCSK9阻害剤の世界市場は2034年に約140億ドルと予測されており、新規の作用機序を有するPCSK9標的薬を創出できれば市場シェア獲得の可能性があるとされる。今回のマイルストーンは研究開発の権利を東レとVISで共有する形で進められる。
公表は10月19日付のプレスリリース資料に基づき、今後の研究開発と事業化の進展に伴い中長期的な企業価値向上へ寄与すると見込まれている。