中学3年生の保護者を対象とした調査で、2027年4月の高校進学を控える家庭では高校選びの選択肢が授業料無償化により広がったと回答した割合が60.0%に達した。一方で授業料以外の費用に関する不安や公立高校の再編・統廃合への不安も顕在化している。
調査は中学3年生の保護者1,000名を対象として実施され、2027年4月に高校進学を予定している家庭の実態を明らかにしている。高校授業料の無償化が進む中、子ども本人の希望を基に進路を決定するケースが多いことが確認された。
結果概要1では、高校選びで最も重視する要因として子ども本人の希望が56.9%、志望校決定でも子ども本人の意向を重視する割合が57.1%と高い傾向が示された。兄姉の経験と比較して私立を選びやすくなったと感じる保護者は45.1%だった。
結果概要2では、授業料無償化によって高校選びの選択肢が広がったと答えた保護者は60.0%、私立高校の授業料以外の費用把握として最も多かった項目は修学旅行・学校行事費(66.3%)で、入学金66.1%、制服費65.1%がこれに続いた。
結果概要3およびその後の設問では、公立高校の再編・統廃合に不安を感じる保護者が56.7%、統廃合・閉校が進むと高校選びに影響が出ると考える保護者は57.2%に達するなど、費用以外の不安や影響にも関心が高いことが分かる。
全体として、授業料無償化の直接的な影響だけでなく、授業料以外の費用負担や公立校の再編の動向が家庭の進路選択に影響を及ぼすことが示唆されている。