鉄鋼大手CSNはCEO交代を発表し、新CEOにファビオ・シュヴァルツマン氏が就任。スタインブルック氏は退任せず取締役会議長に就く。
鉄鋼最大手CSNは、約24年間CEOを務めたベンジャミン・スタインブルック氏が退任すると発表した。新たなCEOとしてファビオ・シュヴァルツマン氏が就任する予定で、スタインブルック氏は引き続き取締役会議長を務める。
シュヴァルツマン氏は製紙大手クラビンなどの経歴を持ち、2017~2019年には資源大手ヴァーレのCEOを務めた。CSNは鉄鋼のほか鉱業、セメント、物流などに事業を広げているが、財務体質の改善が喫緊の課題とされている。
2026年第2四半期の純有利子負債はEBITDAの約3.5倍に達したとされる。CSNは最大で120億レアル規模とされるセメント事業の売却も検討しており、債務圧縮を急いでいる。
長期政権からの交代は、CSNの債務削減を進める経営戦略に影響を与えそうだ。今回の人事は今後の財務改善の進展と事業再編の方向性に注目が集まる。