山梨中央銀行とふくおかフィナンシャルグループが富裕層向け専業会社と連携を強化し、芸術を通じて富裕層の価値観を捉える取り組みを始めた。都内での招待制個展をきっかけに、出向や送客を通じた関係構築を進める。
山梨中央銀行とふくおかFGは、資産1億円超の富裕層との取引拡大を目的として、富裕層向け専業会社との連携を深める方針を示している。相手の価値観や嗜好を理解するための接点を芸術を軸に設け、地方銀行としての新たなアクセス手法を模索している。出資や提携による人材交流を通じて、富裕層のニーズ把握を強化する狙いがある。
9月29日に東京都内で開かれた招待制の個展では、山梨中央銀行ウェルスマネジメント部の担当者が講義を受け、出向先のマネーフォワードプライベートバンクからの作品講義を通じて富裕層の嗜好を学んだ。これにより、“シン・東京戦略”と銘打つ都内富裕層との関係構築を強化する動きが進んでいる。
今後は富裕層後援の国際イベントの実現など地元活性化を経て、都内の資産家と結びつく機会を増やす方針だ。一方で、銀行員と資産家の金銭感覚や価値観の差をどう埋めるかが課題として認識され、4月から1年間の取り組みを通じて実務的な解決を図ることになる。