小松マテーレはナイロン生地の専用新工場を設立する計画を発表し、ナイロン事業の売上高を5年後に160億円規模へ引き上げると目指す。総工費や今後の事業展開の概要も併せて示している。
小松マテーレは約70年にわたりナイロン生地の加工ノウハウを蓄積してきた。国内ナイロン市場で約28%のシェアを占め、衣料分野の加工量は約49%程度と推定される。今回、ナイロン専用工場の新設を機に、コマツナイロンを国内外のプレミアム市場へ展開していく方針だ。
新工場の建設投資は約80億円とされ、ファクトーレ100の長期計画の一環として総工費300億円以上を見込む国内工場再編プロジェクトの一部となる。ナイロン事業の現状売上は2025年時点で約70億円とされ、これを5年後に160億円規模へ拡大する目標が掲げられた。
新工場では耐震性や省エネなど最新技術を導入し、生産・検査・倉庫の近接配置とDX活用で効率化を図る。多品種小ロット・短納期対応力の向上を目指すほか、再生可能エネルギーの導入と水のリサイクルプラントを導入してリサイクル率70%を目指すなど、環境配慮への取り組みも強化する。
長期計画としては国内工場の再編と事業基盤の強化を進める見通しで、今後の具体的な進捗や追加投資の動向に関心が集まる。