Synopsysは第3四半期決算説明会でEDAの二桁成長へ加速するとの見通しを示し、売上高とEPSが市場予想を上回った。プロセッサIP売却益とAnsys統合の影響を背景に、通期とフリーキャッシュフロー予想も上方修正した。
Synopsysは第3四半期の売上高を24億8000万ドルとして、前年同期比42.37%増を記録した。非GAAPのEPSは3.91ドル、GAAPのEPSは2.84ドルで、いずれも市場予想を上回った。売上高と利益指標の大幅上振れには、四半期内に完了したプロセッサIPソリューション事業の売却益が寄与した。
EBITDAは10億8000万ドル、EBITDAマージンは43.72%、EBIT利益率は41.60%となり、前年同期からベースポイント拡大した。Ansysを統合したことによる統合コストを吸収しつつ、Design IPとAnsysの寄与が直後の利益率改善に寄与した。Ansys自体は四半期売上高約7億1100万ドルを貢献した。
Design IP部門の売上高は4億7400万ドルで前年同期比約11%増、Design Automationは8.5%成長と回復の兆候を示した。バックログは109億ドルとわずかに減少したが、減少は売却したプロセッサIPユニットによるものだった。フリーキャッシュフローの通期予想は約6億ドル引き上げられ、約26億ドルとなった。第3四半期の単独フリーCFは7460万ドル、現金と短期投資は36億ドル、総負債は約100億ドルだった。
Synopsysは第4四半期の売上高目標を25億3000万ドル~25億8000万ドル、非GAAPのEPSを4.10ドル~4.16ドルとし、EDAの成長加速が通期の二桁成長につながると見込んでいる。経営陣は今回の上方修正が継続的な成長の一部と捉えている。