インテリジェント ウェイブは2026年6月期の決算で売上高・各利益が過去最高を更新し、品質対応の収束と修正後予想を達成しました。主要顧客向けシステム更改案件の好調と回復基調の収益性を背景に前期を上回る業績となりました。
2026年6月期の業績サマリーでは、売上高が172億4,700万円、売上総利益が49億4,800万円、営業利益が20億7,600万円となり、いずれも前期比で増加して過去最高を更新しました。一方、受注高は前期比20.5%減の153億6,500万円、受注残高は前期比9.3%減の184億2,900万円となっていますが、第3四半期までと比較すると減少幅は縮小しています。品質対応は期中に収束しました。
2026年6月期の事業領域別では、決済領域の売上高が前期比12.0%増の142億8,500万円、セキュリティ領域が同2.2%増の20億6,700万円、データ通信・分析基盤領域が同9.4%増の8億9,400万円となりました。決済領域のクラウドサービスは前期比23.4%増の42億9,300万円で、全体の成長を牽引しました。
2026年6月期の営業利益は、品質対応の影響はあったものの売上増と粗利率改善により前期比で増加。期初からの品質対応は収束し、第3四半期以降は収益性が回復基調となり、第4四半期も堅調でした。半期別の実績では下期に売上が回復し、営業利益は12億円、営業利益率は13.5%と報告されています。
中期経営計画の進捗として、2026年6月期の売上高は172億4,700万円で修正予想を達成しましたが、中期計画比は99.1%にとどまりました。事業領域別では決済領域が中期計画比を上回った一方、セキュリティ領域およびデータ通信・分析基盤領域の進捗が遅れ、今後の成長加速へ課題として認識されています。AI活用を前提とした経営基盤の強化と新規ソリューションの創出が今後の焦点です。